こんにちは。さりげなく本日一つ年を重ねたアキゾラです。
会社員の方、一般財形貯蓄されている方いらっしゃるんじゃないでしょうか。アキゾラも、割と長いことやっていました、今はやめちゃったんですけどね。
会社で勧められて何となく入っている方もいるかもしれませんが、結論から言うと、一般財形は資産運用においてメリットがありません。
いや、資産を増やす、という意味に重きを置いた資産運用において、と表現しておきます。
一般財形貯蓄の概要
財形貯蓄には3種類の財形貯蓄(一般財形貯蓄、財形住宅貯蓄、財形年金貯蓄)がありますが、ここでお話しするのは「一般財形貯蓄」についてのお話です。
一般財形貯蓄、簡単に言えば、給料天引きでお金を貯めることができる制度ですね。
その他二つの財形貯蓄は目的が明確にあるんですが、一般財形は住宅のため、とか、年金、とか特定の目的がありません。単純に貯金するため、と考えていいと思います。
あ、自分の会社でこの制度を導入していないと、そもそも使えません。
一般財形貯蓄のメリット?
メリットとして、よく上げられるのは、以下のようなところでしょうか。
給料天引き、引き出しにも手続きが必要で面倒なため、簡単に引き出すことがなくなり、嫌でもお金が貯まる。
まぁあながち間違いでもないんですけど、あえて挙げるほどのメリットでもないかなっていうのがアキゾラの意見です。
給料天引きで貯めるっていうのは、貯蓄をする上での基本と言えば基本です。先にひいてしまって、残りで生活する。これ大事ですね。
でもこれ、わざわざ一般財形でなくても実現することできますよね。
例えば、会社で給料振り込み口座を複数登録出来たりしませんか?複数に対応している場合は、自分で貯蓄用の口座と生活資金用の口座を用意して、お給料の振込先を分けておけばいいんです。
複数の振込先に対応していなくても、定額自動送金(または入金)サービスというものが、多くの銀行で導入されています。
この辺をうまく活用すれば、給料振り込み日に一定額を別口座に移す、ということは実現できます。手数料の有無は銀行によって違うと思いますが、例えばじぶん銀行だと、手数料無料で他行からじぶん銀行の口座に入金させることができます。自分の使っている銀行がこのあたりのサービス使えるかどうか、確認してみると良いと思います。
ただ、一般財形のメリットにはもう一つ、引き出しがめんどくさいので、気軽に引き出さなくなるというものがあります。
これは確かに、自分の普通口座だと気軽に引き出せてしまうとは思う。抑止にはなるかも。でもこれって結構低い次元での話だと思うんです。。
そもそもなぜ貯金をするのか。これを本人が分かっていれば、あるだけ使ってしまうみたいなことは起きません。
アキゾラは、以前、あればあるだけ使う人間でしたが、それってそもそもちゃんと貯金しようっていう意識がないわけです。まぁ貯まったらいいなくらいの。少なくともアキゾラはそうでした。
だから、貯金したいと思っているのであれば、貯金する目的がしっかりあるのであれば、そうホイホイと引き出さないと思うんですけど、どうですかねぇ?
そして、逆になんですけど、一般財形貯蓄は引き出しがめんどくさいが、できないわけではないので、引き出す人は引き出しますw めんどくさくてもw
アキゾラの周りで、何度も一般財形貯蓄引き出ししている人がいますが、まぁこういう場合は貯蓄しすぎってところもあるんじゃないかと思っていますが。そもそも、天引きしている額が大きすぎて生活が苦しいとw
で、この辺のことも、やっぱり一般財形じゃなくて自分で貯めているほうが簡単に調整できますよね。いやそれがダメなんじゃないのっていう見方、それも一理あるんですけど、今ここで話している資産運用をまじめに考えるレベルなのであれば、自分で管理したらどんどん使っちゃう、、というレベルは卒業していないとまずい、と思います。
資産運用、投資によってお金を増やしたいと考えている人だと、このレベルの人いないと思うのですが、もし、あればあるだけ使っちゃうんだ、、という人がいたら、それはまず、素直に給料天引きの財形貯蓄しましょうw 貯蓄から投資へ~とかやるのはもうすこし後の方がいいかもしれません。
一般財形貯蓄のデメリット
一般財形貯蓄のデメリットと言ったら、アキゾラは以下だと思います。
金利が低い
資産の流動性がない
金利は言わずもがな何ですが、大体どこの銀行でも、0.01%でしょう。アキゾラの会社の一般財形はどの銀行でも全部0.01%でした。
これ、他の銀行の普通預金の金利に劣っているんですよね。例えば楽天銀行、普通預金0.02%です。アキゾラおすすめのSBJ銀行も0.02%です。
こちらもどうぞ→ 普通預金や定期預金。銀行はどこがおすすめ?
そして、必要な時にすぐに使えない、引き出せないという流動性のなさをデメリットとしてあげます。
これは見方によってはメリットでもあるんですけど、この金利でここに縛られている必要性っていったい何・・・?と思うわけです。
だったら、もっと金利のいい口座に置いておいたほうがいいし、もしかなりの額をここで貯蓄しているのであれば、それってある程度投資に回さないともったいないなと。これ、アキゾラが最も感じたことです。
ただ貯蓄するだけと、投資に回して複利運用した場合では、資産の増え方は大違いです。
こちらもどうぞ→ 複利の効果はものすごい
(言わずもがなですが、投資は元本割れのリスクがあります。自己責任です)
あと、これ勘違いされている方がいるかもしれませんが、一般財形貯蓄は非課税対象ではありません。金利は自分で定期預金組んだ場合と一緒だけど、非課税になるし、少しお得・・・と思ったらそれは間違いです。(過去、思っていたのはアキゾラです;)
財形住宅貯蓄、財形年金貯蓄と違って、税制上のメリットもないのです。
一般財形貯蓄の使い方
アキゾラは、一般財形貯蓄やめてしまいました。
理由は、自分で自分のお金の管理をしたいからです。現金として貯めておく分、投資に回す分、その比率の調整、と全部自分で管理したいんですね。
なんですけど、お金を増やすという面で、一般財形貯蓄は力を持ちませんが、現金としての貯蓄はここに入れる、みたいな感じで利用するのであれば、それはそれでありだと思います。分散して貯蓄している先のうちの一つ、とかさ。
その辺のバランスを考慮した上でうまく利用するのが良いかなと思います。
ただなんとなく、会社に言われてやってる、という方は、一度自分の一般財形貯蓄の使い方が自分にとってベストなのかどうか、見直してみるのもよいかもしれません。
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